コラム

【自己責任】Windows11のインストールUSBを作成してTPM非対応のPCに新規インストールする手順(TPM認証回避)

【2021年7月20日更新】

Windows11 プレビュービルド22000.71で新規インストール可能なことを確認しました。

一部画像をビルド22000.71の画像に差し替えました。

この記事では、以下の手順を順番に解説します。

  • Windows11のISOイメージファイルを作成する方法
  • Windows11のインストールUSBを作成する方法
  • TPMとセキュアブートのチェックを回避(Bypass)してWindows11を新規インストールする方法

Windows11のインストール要件はTPMとセキュアブートが要求されることで従来より厳しくなっており、

PCにこれらが搭載されているかを確認する方法がやや難解なことからMicrosoftはWindows11をインストールできるか簡単にチェックできるツール「PC正常性チェック」を公開しましたが、完成度がイマイチだったとしてすぐに取り下げています。

その後最初の発表から対応CPUが緩和され、しまいにはTPM非搭載PCも出荷されるとの報道もされはじめ

Windows11はいったいどんな条件でインストールできるのか不透明なままです。

CPUがIntel 第8世代Core以降もしくはAMD Ryzen 2000番台以降であれば確実にインストール可能ですが、それ以前のCPUを搭載したPCでWindows11を使えるか気になるユーザーは非常に多いはず。

Windows Latestの記事「You’ll be able to bypass Windows 11 TPM 2.0 requirement」で TPMとセキュアブート非搭載のPCにWindows11をインストールする方法が紹介されていたので、自宅でホコリを被っているCore2 Duoマシンを使って実際に検証してみました。

先に結果をお伝えすると、問題なくインストールできました。感動。

Core2 DuoのパソコンでWindows11を動作させている画像
せきゅあぶーと?てぃーぴーえむ?ってレベルのパソコンです。

メモリ容量は2GBです。Windows11の要件はメモリ4GBですが、レジストリをいじって容量チェックをスキップできました。

Core2 Duoすごい。2008年のCPUなのに。

しぶとく生き残っておられたCore2おじいさん・Sandyおじさん・Haswellジェントルマンの皆さま、まだ戦えます!

諦めてはいけない。

今のところ、TPM認証回避は新規インストールのみに使えます。

※何か情報が入ったら追記します。




ご注意

本記事でこれから解説する作業は全て自己責任でお願いします。

作業失敗によりいかなる損失が発生しても、当サイトは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

Windows11のISOイメージファイルを作成する

Windows11の新規インストールにはISOイメージファイルが必要です。

現時点(7月5日)でMicrosoftはこれを配布していないので、UUP Dump経由でWindows11の構成ファイルをダウンロードしてそれを変換させます。

UUP Dump(新規タブ)にアクセスして、Quick optionsにあるLatest Dev Channel build x64ボタンをクリック。

UUP dumpでWindows11をダウンロードしている画面

Cumulative Update for Windows 11をクリック。

※ビルド番号は記事公開時のものなのでご了承ください

UUP dumpでWindows11をダウンロードしている画面

Choose languageのプルダウンメニューでJapaneseを選択し、Nextをクリック。

UUP dumpでWindows11をダウンロードしている画面

エディションの選択画面に移ります。適した方を選択してください。

ちなみにWindows11のセットアップ時プロダクトキーの入力は任意です。

迷ったらProにしましょう。※Microsoftアカウント作成不要でセットアップできるため。

UUP dumpでWindows11をダウンロードしている画面

ダウンロードオプションの選択画面です。

「Download and convert to ISO」とその下の「include updates」にチェックを入れ、「create download package」をクリック。

UUP dumpでWindows11をダウンロードしている画面

ZIPファイルのダウンロードが開始されます。

ダウンロード終了したらフォルダを右クリックしてすべて展開(解凍)をクリックします。

エクスプローラーでZIPファイルを右クリックした画面

「展開」をクリックして進めてゆきます。

エクスプローラーでZIPファイルを展開している画面

フォルダの中に「uup_download_windows」というスクリプトファイルがあります。

右クリックして「管理者として実行」をクリックし、ユーザーアカウント制御の画面で「はい」をクリックします。

uup_download_windowsスクリプトファイルを右クリックした画面

Windowsに不審なファイル扱いされてしまい、Microsoft Defender SmartScreenに実行をブロックされます。

「詳細情報」をクリックして「実行」を表示させクリックします。

Microsoft Defender Smart Screenの画面
Microsoft Defender Smart Screenの選択画面

コマンドプロンプトが起動し、Windows11のファイルダウンロードとISOイメージ作成が始まります。

ここからは放置でOKです。

コマンドプロンプトでWindows11をダウンロードしている画面

処理時間はパソコンの性能に依存すると思いますが、メチャクチャかかります。

Core2 Duo E8400 / 4GBメモリ/ SSDの環境でこれまで新しいビルドが出る度に行っていますが、1時間前後かかっています。




コマンドプロンプトでWindows11をダウンロードしている画面

また、なぜか処理がストップすることがあります。

コマンドの画面でEnterキーを押すと再開します。

このステップはトラブルが発生しがちであることを頭に入れておきましょう。

下の画像のように「Done」と表示されれば完了です。

コマンドプロンプトでWindows11をダウンロードしている画面

数字の「0」を押してコマンドプロンプトウインドウを閉じます。

フォルダを見てみると、Windows11のディスクイメージファイルがあることがわかります。

処理が完了した後のフォルダの中身の画面




Windows11 インストールUSBを作成する

USBフラッシュメモリを用意します。

USBフラッシュメモリの写真

私は32GBのもので作成しましたが、16GBでも足りるはずです。

8GBでも足りそうな気はしますが、新しく買うなら余裕のある16GB以上がおすすめです。

インストールUSBの作成には、Rufus(クリックすると新規で開きます)を使用します。

Rufusは起動可能なUSBメモリを作成したりフォーマットをするためのソフトウェアで、他ツールと比較してドライブの作成速度が高速なのが特徴です。

ダウロードしたら、右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

Rufusを右クリックしている画面

Windows11インストールUSB作成の設定をします。

ディスクまたはISOイメージの選択で、先ほど作成されたWindows11のディスクイメージファイルを選択します。

RufusでWindows11のディスクイメージを選択している画面

その他の設定は、私は以下の通りにしました。

RufusのWindows11インストールUSB作成画面

パーティション構成はMBR、ターゲットシステムはBIOSです。

必要か分からなかったので、とりあえず「古いBIOSのために修正を追加」にはチェックを入れました。

ボリュームラベル(USBメモリ名)はお好みで。

「スタート」をクリックして、インストールUSBの作成が完了するまで待ちましょう。




Windows11をインストールする

RufusでインストールUSBの作成が完了したら、いよいよPCへWindows11インストールです。

検証環境

スペック

化石スペックと言っても過言ではないはず。

メーカーマウスコンピューター
型番不明
CPUCore2 Duo E8400 3.00Ghz
メモリ4GB
グラフィックCPU内蔵
チップセットIntel G41 Express
ストレージADATA SATA SSD SU650
化石

ハードオフで980円くらいで買えます

本体

検証パソコンの写真
動けばいいんです

BIOS

検証用パソコンのBIOS画面

Windows11 インストールUSBで起動

BIOSのブートオプションを変更し、先ほどRufusで作成したWindows11インストールUSBから起動させます。

Windows11セットアップ画面
Windowsロゴが微妙に変わっている

インストールを進めようとすると「このPCではWindows11を実行できません」と表示されます。

Windows11セットアップで「このPCではWindows11を実行できません」と表示されている画面
当然の結果

TPM認証回避のレジストリを追加

ShiftとF10キーを同時押ししてコマンドプロンプトを起動し、regedit.exeと入力しEnterを押します。

Windowsセットアップでコマンドプロンプトを起動している画面

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setupの下に「LabConfig」キーを追加します。

「Setup」を右クリックすることで追加可能です。

Windows11セットアップのレジストリエディター画面

LabConfig内(HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig)に

  • BypassTPMCheck
  • BypassSecureBootCheck

の2つのDWORD (32ビット)値を新規設定し、値のデータを「1」にします。

これによって、セットアップ時のTPM&セキュアブート有無のチェックがスキップされます。

Windows11セットアップのレジストリエディターの画面
Windows11セットアップのレジストリエディターの画面

ちなみに、メモリ容量4GB以下のPCでインストールしたいとき

「BypassRAMCheck」のDWORD(32ビット値)を新規追加して同じくデータを「1」にすることで メモリの容量チェックを回避することが可能です。

Windows11セットアップのレジストリエディターの画面

とはいえ、メモリ2GBだとさすがに動作が厳しいです。

OS起動だけでほとんどメモリを使い切るのでオススメしません。

設定が正しくできたことを確認して、レジストリエディターを閉じます。

Windows11セットアップをやり直します。

Windows11セットアップをやり直している画面

インストールを阻んでいた「このPCではWindows11を実行できません」が表示されなくなり、ライセンス条項同意画面が表示されるようになりました。

Windows11のライセンス条項同意画面

ここから先は、通常のセットアップの要領で進めてゆけばOKです。

Windows11インストール進行中の画面




Windows11の言語選択画面

ちなみにProエディションの初期設定ではMicrosoftアカウントの作成は任意で、オフラインアカウントでの設定も可能でした。※ネットの情報だと作成必須だった記憶が

Windows11セットアップ画面のMicrosoftアカウント作成画面
Windows11のセットアップ最終工程の画面

Windows11のインストールが完了しました!

Windows11のデスクトップ画面

Core2 Duoで動作しているのが分かります。

Core2 DuoのパソコンでWindows11を動作させている写真

今回はメモリ2GBでグラフィックも内蔵の貧弱なものですが、SSDのおかげか動作は我慢できるレベルでした。

ただ、メモリ不足のせいか時々処理が追いつかずストレスを感じました。

メモリ4GBだと結構快適だったので、サブマシンとして軽作業に使うこともできそうです。

まとめ

Windows11発表直後 引き上げられたシステム要件に驚くと同時に多くのPCが切り捨てられたことに悲しみを感じましたが、やはり切り捨てからの抜け道はあるようです。

正式リリースまでまだ数ヶ月以上あるのでMicrosoftが完全に塞いでくる可能性も無きにしもあらずですが、Core2おじいさんやSandyおじさんの皆さまはWindows11を少し期待して良さそうです。

Windows11についてまとめ

こちらの記事もぜひ。

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