コラム

【自己責任】Windows11のインストールUSBを作成してTPM非対応のPCに新規インストールする手順(TPM認証回避)

【2021年9月15日追記】

Windows11 Dev Build 22454.1000の新規インストール可能なことを確認しました🎉

Core2 Duo E8400搭載パソコンでWindows11 Build22454を実行している写真

MicrosoftからWindows11のISOイメージファイルが配信開始されたため、解説内容を一部変更、修正しました。

この記事では、以下の手順を順番に解説します。

  • Windows11のISOイメージファイルをダウンロードする方法
  • Windows11のインストールUSBを作成する方法
  • TPMとセキュアブートのチェックを回避(Bypass)してWindows11を新規インストールする方法

Windows11のインストール要件はTPMとセキュアブートが要求されることで従来より厳しくなっており、

PCにこれらが搭載されているかを確認する方法がやや難解なことからMicrosoftはWindows11をインストールできるか簡単にチェックできるツール「PC正常性チェック」を公開しましたが、完成度がイマイチだったとしてすぐに取り下げています。

その後最初の発表から対応CPUが緩和され、しまいにはTPM非搭載PCも出荷されるとの報道もされはじめ

Windows11はいったいどんな条件でインストールできるのか不透明なままです。

CPUがIntel 第8世代Core以降もしくはAMD Ryzen 2000番台以降であれば確実にインストール可能ですが、それ以前のCPUを搭載したPCでWindows11を使えるか気になるユーザーは非常に多いはず。

Windows Latestの記事「You’ll be able to bypass Windows 11 TPM 2.0 requirement」で TPMとセキュアブート非搭載のPCにWindows11をインストールする方法が紹介されていたので、自宅でホコリを被っているCore2 Duoマシンを使って実際に検証してみました。

先に結果をお伝えすると、問題なくインストールできました。感動。

Core2 DuoのパソコンでWindows11を動作させている画像
せきゅあぶーと?てぃーぴーえむ?ってレベルのパソコンです。

メモリ容量は2GBです。Windows11の要件はメモリ4GBですが、レジストリをいじって容量チェックをスキップできました。

Core2 Duoすごい。2008年のCPUなのに。

しぶとく生き残っておられたCore2おじいさん・Sandyおじさん・Haswellジェントルマンの皆さま、まだ戦えます!

諦めてはいけない。

ちなみに、本記事で紹介しているのは新規インストールの方法ですが、11へのアップグレードも可能なことが判明しました。

先日記事を制作しましたので、興味のある方はこちらも是非。




ご注意

本記事でこれから解説する作業は全て自己責任でお願いします。

作業失敗によりいかなる損失が発生しても、当サイトは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

Windows11のISOイメージファイルをダウンロードする

Windows11のISOイメージファイルについては、これまではUUP dump経由でのダウンロードが主流でしたが、

Microsoftが8月19日(現地時間)、Insider Program参加者向けに配布を開始し、より簡単に入手できるようになりました。

ダウンロードは以下URLから可能ですが、前述のとおりWindows Insider Programへの参加登録が必要です。

簡単に言うとベータ版試用登録ですが、Microsoftアカウントの作成さえしていればすぐに行え無料です

https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewiso(新規タブで開きます)にアクセスし、右上の人物アイコンをクリックしてMicrosoftアカウントにサインインします。

Windows Insider Programの登録画面
Microsoftアカウントのサインイン画面

サインインできたら、ページ下に移動し、ダウンロードするWindows11 Insider Previewのエディションと言語を選択します。

Windows Insider Programの画面

「Select Edition」のプルダウンメニューから、エディション(チャネル)を選択します。

※Windows11のチャネルは、記事執筆時点(8/25)ではDevとBetaしかありませんでした。

本記事では、最新のDevチャネルをダウンロードして解説してゆきます。

Windows11のISOイメージダウンロードのエディション選択画面

※ビルド番号は記事公開時のものなのでご了承ください

Windows Insiderチャネル選びの注意点

Windows Insiderには3種類のチャネル(バージョン)があり、Micosoftの説明をまとめると

  • Dev チャネル - 非常に専門的なユーザーに最適。まだ整っていない部分と安定性が低い部分がある
  • ベータ チャネル - 早期導入者に最適。Devチャネルよりも信頼性が高い
  • リリースプレビュー チャネル - 修正や特定の主要な機能のプレビューに理想的。商用ユーザーにもお勧め

となっており、Devチャネルは最新の開発ビルドのため新しい機能をいち早く試せる一方で、安定性に欠け不具合の発生確率が高いことには注意する必要があります。

メインマシンへの導入はお勧めしません。せめてBetaにとどめておいた方が無難です。

ISOイメージファイルのダウンロード解説に戻ります。

エディション(チャネル)の選択が完了したら、言語を「Japanese」で選択し、「Confirm」をクリック。




Windows11のISOイメージダウンロードのエディションと言語の選択画面

「64Bit Download」をクリックすると、Windows11 ISOイメージファイルのダウンロードが開始されます。

Windows11 ISOイメージファイルダウンロード画面

ダウンロードリンクの有効期限は24時間なので、期限の切れないうちに行いましょう。

今回は、ダウンロードフォルダに保存しました。

Windows10のエクスプローラーのダウンロードフォルダ画面

イメージサイズは約5GBでした。

ダウンロード時間は回線の速度に依存しますが、光回線で11ac Wi-Fiの私の環境では5分もかかりませんでした。




Windows11 インストールUSBを作成する

Windows11インストール用のUSBフラッシュメモリを用意します。

USBフラッシュメモリの写真

私は128GBのものを使用しましたが、新しく買うなら16GB以上にしましょう。

インストールUSBの作成には、Rufus(クリックすると新規で開きます)を使用します。

Rufusのホームページ画面

Rufusは起動可能なUSBメモリを作成したりフォーマットをするためのソフトウェアで、他ツールと比較してドライブの作成速度が高速なのが特徴です。

ダウンロードしたら、右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

Rufusを右クリックしている画面

Windows11インストールUSB作成の設定をします。

ディスクまたはISOイメージの選択で、ダウンロードしたWindows11のディスクイメージファイルを選択します。

RufusでWindows11のISOイメージファイルを選択している画面

その他の設定は、私は以下の通りにしました。

Rufusの設定画面
  • パーティション構成:MBR
  • ターゲットシステム「BIOS(またはUEFI-CSM)」
  • 「古いBIOSのために修正を追加」にチェック

ボリュームラベル(USBメモリ名)はお好みで。

「スタート」をクリックして、作成が完了するまで待ちましょう。




Windows11をインストールする

RufusでインストールUSBの作成が完了したら、いよいよPCへWindows11インストールです。

検証環境

スペック

化石スペックと言っても過言ではないはず。

メーカーマウスコンピューター
型番不明
CPUCore2 Duo E8400 3.00Ghz
メモリ4GB
グラフィックCPU内蔵
チップセットIntel G41 Express
ストレージADATA SATA SSD SU650
化石

ハードオフで980円くらいで買えます

本体

検証パソコンの写真
動けばいいんです

BIOS

検証用パソコンのBIOS画面

Windows11 インストールUSBで起動

BIOSのブートオプションを変更し、先ほどRufusで作成したWindows11インストールUSBから起動させます。

Windows11セットアップ画面
Windowsロゴが微妙に変わっている

インストールを進めようとすると「このPCではWindows11を実行できません」と表示されます。

Windows11セットアップで「このPCではWindows11を実行できません」と表示されている画面
当然の結果

TPM認証回避のレジストリを追加

ShiftとF10キーを同時押ししてコマンドプロンプトを起動し、regedit.exeと入力しEnterを押します。

Windowsセットアップでコマンドプロンプトを起動している画面

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setupの下に「LabConfig」キーを追加します。

「Setup」を右クリックすることで追加可能です。

Windows11セットアップのレジストリエディター画面

LabConfig内(HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig)に

  • BypassTPMCheck
  • BypassSecureBootCheck

の2つのDWORD (32ビット)値を新規設定し、値のデータを「1」にします。

これによって、セットアップ時のTPM&セキュアブート有無のチェックがスキップされます。

Windows11セットアップのレジストリエディターの画面
Windows11セットアップのレジストリエディターの画面

ちなみに、メモリ容量4GB以下のPCでインストールしたいとき

「BypassRAMCheck」のDWORD(32ビット値)を新規追加して同じくデータを「1」にすることで メモリの容量チェックを回避することが可能です。

Windows11セットアップのレジストリエディターの画面

とはいえ、メモリ2GBだとさすがに動作が厳しいです。

OS起動だけでほとんどメモリを使い切るのでオススメしません。

設定が正しくできたことを確認して、レジストリエディターを閉じます。

Windows11セットアップをやり直します。

Windows11セットアップをやり直している画面

インストールを阻んでいた「このPCではWindows11を実行できません」が表示されなくなり、ライセンス条項同意画面が表示されるようになりました。

Windows11のライセンス条項同意画面

ここから先は、通常のセットアップの要領で進めてゆけばOKです。

Windows11インストール進行中の画面




Windows11の言語選択画面

ちなみにProエディションの初期設定ではMicrosoftアカウントの作成は任意で、オフラインアカウントでの設定も可能でした。※ネットの情報だと作成必須だった記憶が

Windows11セットアップ画面のMicrosoftアカウント作成画面
Windows11のセットアップ最終工程の画面

Windows11のインストールが完了しました!

Windows11のデスクトップ画面

Core2 Duoで動作しているのが分かります。

Core2 DuoのパソコンでWindows11を動作させている写真

今回はメモリ2GBでグラフィックも内蔵の貧弱なものですが、SSDのおかげか動作は我慢できるレベルでした。

ただ、メモリ不足のせいか時々処理が追いつかずストレスを感じました。

メモリ4GBだと結構快適だったので、サブマシンとして軽作業に使うこともできそうです。

まとめ

Windows11発表直後 引き上げられたシステム要件に驚くと同時に多くのPCが切り捨てられたことに悲しみを感じましたが、やはり切り捨てからの抜け道はあるようです。

正式リリースまでまだ数ヶ月以上あるのでMicrosoftが完全に塞いでくる可能性も無きにしもあらずですが、Core2おじいさんやSandyおじさんの皆さまはWindows11を少し期待して良さそうです。

Windows11についてまとめ

こちらの記事もぜひ。

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