
μTorrentがインストールできない
先日遭遇した症状。
UbuntuのISOイメージをダウンロードするためにTorrentクライアントμTorrentを新しい環境にインストールしようとしたのですが、


インストーラーを開こうとしたら「指定されたデバイス、パス、またはファイルにアクセスできません。これらの項目にアクセスするための適切なアクセス許可がない可能性があります。」と表示され開くことができませんでした。

それと同タイミングでWindowsセキュリティから「望ましくない可能性のあるアプリが見つかりました」という通知が表示されました。

どうやらμTorrentはWindows Defenderに害悪扱いされており、無効化されてしまったようです。
理由は後述しますが、とにかくこれでは困るのでμTorrentをインストールできるようにします。
Windows Defenderの削除処理を取り消す
タスクバーにあるWindows Defenderのアイコンをクリックして、Defenderのホーム画面を表示します。

Windows Defenderを表示すると「アプリとブラウザーコントロール」の部分で警告が出ていることが分かります。
「レビュー」をクリックします。

Windowsのユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」をクリックします。

Windows Defenderの保護の履歴画面になり、先ほどブロックされたμTorrentが表示されるのでクリックします。

「操作」→「検疫」とクリックしてゆきます。

私の環境では、20秒ほどで検疫が完了しました。
「操作」→「復元」とクリックしましょう。

ユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」をクリックします。

「望ましくない可能性のあるアプリが削除または復元されました」と表示されれば完了です。
ですが、まだ終わっていません。
μTorrentのインストーラーを実行すると・・・

Windows Defenderにまたブロックされてしまいました。

先ほどと同じ検疫と復元の処理をする必要があります。
タスクバーからWindows Defenderを表示します。

アプリとブラウザーコントロールの「レビュー」をクリックします。

「望ましくない可能性のあるアプリが見つかりました」をクリック。

ユーザーアカウント制御画面が表示されるので「はい」をクリック。

「操作」→「検疫」とクリックし、検疫処理が完了するのを待ちます。

検疫が完了したら「操作」→「復元」とクリックします。

これでようやくWindows Defenderからのブロックが解除され、μTorrentのインストーラーを起動できるようになります。
μTorrentをインストールする
それでは、μTorrentをインストールしてゆきます。
μTorrentのインストーラーを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」をクリックします。

インストールの過程で気を付けないといけない部分があるので注意が必要です。
μTorrentのインストーラーが起動します。「Next」をクリックします」

ライセンス条項(EULA)同意画面が表示されます。
内容を確認して「Next」をクリックします。

ここからのステップが要注意です!
Optional Offerというよくわからない画面が表示されます。
これはおまけソフト「Adware Web Companion」のインストール有無を決定する画面です。
不要というかむしろ迷惑なソフトので、必ず「Decline」をクリックしましょう。

2つ目のOptional Offerが出てきます。今度は無料セキュリティソフト「Avast」。
Avastは問題ないソフトですが、Windows Defenderで十分なので、わざわざインストールする必要はありません。
ここも「Decline」をクリックします。

ようやくμTorrentのインストールが始まります。少し待ちます。

μTorrentのインストールが完了しました。「Finish」をクリックして閉じます。

これで、UbuntuのISOをTorrentでダウンロードできるようになりました。

μTorrentはいつからか、ブラウザーで動作するようになっていました。
まとめ
Torrentはその性質上悪用されることが多く、Torrent=違法といったマイナスイメージを持たれがちですが、LinuxのダウンロードやWindows Updateに使われたりと、実は非常に合理的なシステムです。
Adware Web CompanionだとかAvastだとか・・・余計なものを入れ込んでマイナスイメージを強めるような真似はやめてほしい。