謎のユーザーが設定されていた
AppleオンラインストアでMacBook Pro M1の整備済製品を買いました。
開封して電源投入し、表示されたのが

test・・・誰?
どうやら製品チェック後の初期化が忘れられていたようです。
整備済み製品って念入りにテストされているんじゃなかったのか。
Apple認定整備済製品はすべて、新品のApple製品と同様の機能上の基準を満たすため、全項目試験を含む厳格なプロセスで再整備を受けています。
認定整備済製品を選ぶ理由
https://www.apple.com/jp/shop/refurbished/about
「完璧を求めるなら新品を買え」と言われたらそれまでですが、これまでApple製品を幾多も買ってきて、こんなハプニングは初めてです。
しかも厄介なことに、パスワードがかかっていました。
- 1111
- 0000
- 1234
- 1234567890
などテスト時に設定されていそうなパスワードを入力したものの、どれもダメ。
普通は返品コースですが、おそらく3~4日待たされます。※電話サポートはしないと思われる
パスワードリセットコマンドでなんとかできるのなら、それで済ませたい。
というわけで、今回はApple M1チップのMacのパスワードをリセットする手順を解説します。
Macのパスワードをリセットする手順
復旧モードに入って、ターミナルでコマンドを入力すればOKです。
ターミナル?コマンド?
難しそうに感じますが、作業自体は簡単です。
それでは、解説してゆきます。
※環境や時期によって、表示される画面が微妙に違うかもしれませんので予めご了承ください。
ブートオプションから復旧モードに入る
従来のIntel Macでは起動時にCmd+Rを同時押しすれば復旧に入れましたが、M1マシンは入り方が変わっています。
電源ボタンを長押しして、ブートオプションを起動させます。
歯車のマークをクリックします。

言語選択の画面が表示されます。日本語を選択。

復旧画面が表示されます。
ターミナルを起動する
画面左上のメニューから「ユーティリティ」を選択し、ターミナルをクリックします。


パスワードリセットコマンドを入力
ターミナルでパスワードリセットコマンド「resetpassword」を入力し、Enterキーを押します。
resetpassword


パスワードリセットアシスタントが起動します。
「Macのアクティベートを解除」をクリック。

「このMacのアクティベートを解除してもよろしいですか?」というダイアログが表示されます。
インターネット接続していることを確認し、「アクティベートを解除」をクリックします。

インターネット接続されていない場合は、右上のWi-Fiマークから接続しましょう。

アクティベート解除が完了すると、新しいパスワードの設定画面が表示されます。

※パスワードのヒントは必須のようです。
「次へ」をクリックし、「パスワードのリセットが完了しました」という画面が表示されればOKです。

Macを再起動します。
新しいパスワードで無事にログインすることができました。

まとめ
以上、M1チップ搭載のMacのパスワードをリセットする方法でした。
ただ、今回リセットしたパスワードは、iCloudサインインしていないローカルのユーザーのものです。
iCloudサインインしている場合は、また違った手順になるかと思います。
※後日検証予定です。
ちなみに、今回の初期不良はAppleに報告済みです。
私は自身で対処できましたが、ほとんどの方は返品するしか手がないですから。
Appleさま、今後こういったことがないようチェックはしっかりとお願い致します。