パソコンの動きがとにかく遅い!

Windows10は便利な機能が増えた反面、古いパソコンやハードディスクを搭載したパソコンでは処理が追い付かず動作が遅くなることがあります
「買い替えは避けたい」という方はこれから紹介する設定を見直すことで、多少改善される可能性があります。
この記事では、Windows10を搭載したパソコンの動作が快適になる設定をご紹介します!
目次
- 最初に、ハードディスクが故障していないかチェック
- バックグラウンドアプリをオフにする
- ストアアプリの自動更新をオフにする
- 透明効果と視覚効果をオフにする
- SysMainサービスを無効化する
- いっそのこと買い換える
- まとめ
パソコンの動きが遅いときに試してみること
ハードディスクが故障してしないかチェック

まずはハードディスクの状態をチェックしてみましょう。
「Crystal Disk Info」というフリーソフトを使って、ハードディスクが故障していないかチェックしてみましょう。
以下のリンクから無料でダウンロード可能です。
以下、Crystal Disk Infoの使い方をご紹介します。
1 URLからexeインストーラーファイルをダウンロード

Crystal Disk Infoインストーラーを起動する
2 使用許諾契約書を確認し、問題がなければ「同意する」にチェックを入れて「次へ」をクリック

3 インストール先の指定を確認
※基本的には、そのまま「次へ」をクリックでOKです。

4 インストールを進める
プログラムグループの作成はそのまま「次へ」でOKです

デスクトップ上にアイコンを作成するかは、お好みで設定しましょう

「インストール」をクリックして、インストール処理を完了させます。

5 インストールが完了したら、「完了」をクリックします

以上が、Crystal Disk Infoのインストール手順です。
それでは、Crystal Disk infoを起動してみましょう。
見方はとっても簡単です。

上の画像の赤丸で囲っている部分、「健康状態」の部分をチェックしましょう。
ハードディスク故障の可能性は低く、特に心配は要りません。
ハードディスクが劣化、故障しています。
重要なデータを速やかにバックアップし、パソコン修理屋へ修理を依頼するか、メーカー修理に出すことをおすすめします。
ハードディスクが重度の劣化、故障をしています。
すみやかにパソコン修理屋へ修理を依頼するか、メーカー修理に出しましょう。

「正常」と表示されるにもかかわらず動作が遅い場合は、以下の設定を見直してみましょう。
バックグラウンドアプリをオフにする
アプリが裏で動作するのを無効化します。
アプリのバックグラウンド実行をオフにする設定手順
1.Windowsキーを押してスタートメニューを表示し、歯車のマーク(設定)をクリックします


設定画面から「プライバシー」を開きます

サイドバーを下にスクロールし、「バックグラウンドアプリ」をクリックし、「アプリのバックグラウンド実行を許可する」のチェックをオフにします。

これで全アプリのバックグラウンド動作がオフになり、パソコンの負荷が多少軽減されます。
ストアアプリの自動更新をオフにする

Windows10には「ストア」アプリが入っており、様々な仕事効率化のアプリやゲームを入手可能です。
自動更新を無効にすると、このような事態を防ぐことができます。
以下、ストアアプリの自動更新をオフにする設定の手順を紹介します。
ストアアプリの自動更新をオフにする設定手順
スタートボタンをクリック

「ストア」と入力し、Microsoft Storeが表示された状態でEnterキーをクリック

ストアアプリが起動

アプリ画面右上をクリックし、メニューから設定を開く

設定画面で「アプリを自動的に更新」をオフにする

以上の設定で、ストアアプリの自動更新がオフになります。
※バックグラウンド負荷は減りますが、アプリの更新を自動で行う必要が出てきます。
透明効果と視覚効果をオフにする
Windows10では、ウィンドウの動きにアニメーションがかかったり、背景に応じて色が変化する透明感を出すエフェクトがあります。
これらの機能をオフにすると、CPUへの負荷が少し減り動作の軽量化に繋がります。
透明効果と視覚効果をオフにする設定手順
スタートボタンをクリック

設定アプリを開く

設定アプリ内「簡単操作」を開く

ディスプレイ設定項目を確認する

- Windowsにアニメーションを表示する
- Windowsの表示に透明性を適用する
上記2つのチェックを外してオフにします。
この2つの設定をオフにするとアニメーションと透明処理がなくなり、CPU負荷が減って動作が軽量化されます。
SysMainサービスをオフにする
SysMainとは
昔はSuperfetchと呼ばれた機能で、Windows Vistaから搭載されています。
システムメモリを積極的に利用し、Windows全体のパフォーマンス向上につなげる機能です。
Windows SuperFetch(ウィンドウズ スーパーフェッチ)とはWindows VistaとWindows 7、Windows 8/8.1、Windows 10に搭載されている、パフォーマンスの向上に関するディスクキャッシュ・メインメモリ管理機能である。Linux 用の preload に相当する。後日、「SysMain」に改称した
https://ja.wikipedia.org/wiki/Windows_SuperFetch
メモリ搭載量の少ないパソコンでは、SysMainサービスを無効化すると動作が多少快適になる場合があります。
SysMainサービスを無効化する手順
スタートメニューで「サービス」と検索し、クリックして起動

サービス一覧の中から、SysMainを探します
サービスはアルファベット順に表示されます。

SysMainを右クリックし、プロパティをクリックします

「スタートアップの種類」を「無効」に設定します


最後に「適用」をクリックし、パソコンを再起動します。
以上で、SysMainサービスの無効化は完了です。
まとめ
以上、Windows10の動きを快適にする設定でした。
少しは動作が快適になりましたか?
設定変更は小手先の対処ですので、劇的な効果は見込めません。
根本的な対処としては、やぱりパソコンの買い替えが一番です。
特にWindows7世代のパソコンをお使いの方は、性能的・機械寿命的にも限界が来ていますので、買い替えをおすすめします。
Windows10 May 2021 Update 21H1が配信開始
Microsoftが2021年5月、Windows10 21H1を配信開始しました。
半年に1度の大型更新で、いくつかの新機能と多数の不具合修正が含まれています。
配信内容とアップデート方法について、こちらの記事でまとめているのでぜひ。