Microsoft コラム

【自己責任】Windows7からWindows11に直接アップグレードする方法 - TPM認証回避も可能

Windows7をWindows11にアップグレードしている画像
ポイントは「差し替え」です

TPM2.0非搭載のPCでもWindows11への直接アップグレードが可能

Windows11は Microsoftが2021年後半にリリース予定で、システム要件を満たすPCであればWindows10から無償アップグレードが可能だとアナウンスされています。

※Windows7と8.1からのアップグレードについては言及なしのため、不可能だと捉えた方が良いでしょう。

Windows11システム要件の重要な部分は以下4点。

  • Intel 第8世代Coreプロセッサ以降のCPU
  • AMD Ryzen 2000番台以降のCPU
  • TPM2.0搭載
  • セキュアブート対応

比較的新しいパソコンでないとこの要件を満たしませんが、実は裏技があり

  • Windows7から11への直接アップグレード
  • Windows8.1から11への直接アップグレード
  • Windows10から11への直接アップグレード

のすべてが可能になります。TPM、セキュアブートの有無は関係ありません。

管理人の自宅に眠っているCore2 Duo E8400(2008年)のマシンで、実際にWindows7から11に直接アップグレードできることを確認しています。

TPM2.0非搭載のパソコンでWindows7からWindows11へのアップグレードが成功した写真
Core2 Duo E8400で成功

大手メディアサイトでは不可能だと報じられていますが、本記事で紹介する技を使用すれば可能です!

つまりCore2おじいさん、Sandyおじさん、Haswellジェントルマンの皆さまは、Windows11で切り捨てられることが確定したわけではありません!

正式リリースまでにMicrosoftに対策される可能性はありますが、期待はしておいて良さそうです。

作業の流れ

流れは以下の通り。

  • Media Creation Toolを使って、Windows10のイメージをダウンロード
  • Windows11のイメージをダウンロード
  • Windows10のイメージ内にある「Install.esd」をWindows11のものと差し替える
  • Windows10のSetup.exeを実行して、Windows10へのアップグレードと見せかけてWindows11へアップグレードする

ポイントは4のステップで、Windows10と見せかけて実際には11へアップグレードされるということです。

そのためにInstall.esdを差し替えます。

それでは解説してゆきます。

ご注意

本記事で紹介する作業は、全て自己責任でお願いします。

非公式の方法であることと、Windows11がまだベータ版であるためメインマシンで行うことはおすすめしません。

データのバックアップは取っておくことをお勧めします。

これから紹介するアップグレード操作に失敗して損失が発生しても、当方は一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。

Windows10をダウンロードする

https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10 (新規タブで開きます)にアクセスし、

「ツールを今すぐダウンロード」をクリックしてMedia Creation Toolをダウンロードします。

Windows10 Media Creation Toolのダウンロード画面

Media Creation Toolは地味に便利なアプリで、Windows10のディスクイメージを作成したり、Windows10を上書きインストールすることができます。

ダウンロードが完了したらexeファイルを右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

Media Creation Toolを右クリックした画面

ユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」を選択します。

ユーザーアカウント制御画面

Media Creation Toolが起動しMicrosoftのライセンス条項が表示されます。

内容を確認し、同意できたら「同意」をクリックします。※当然ながら、同意しないと進めません

Windows10 Media Creation Toolのライセンス条項同意画面
Windows10のMedia Creation Toolの準備画面

「実行する操作を選んでください」の画面が表示されたら「別のPCのインストールメディアを作成する」にチェックを入れ「次へ」をクリックします。

Windows10のMedia Creation Toolの操作選択画面

言語、アーキテクチャ、エディションの選択画面が表示されます。

初期状態で「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックが入っており、基本的にはそのまま「次へ」を押せばOKです。

Windows10のMedia Creation Toolのアーキテクチャ選択画面

メディアの選択画面が表示されます。「ISOファイル」を選択し、「次へ」をクリックします。

Windows10のMedia Creation Toolのメディア選択画面

Windows10のISOファイル保存先を選択し、「保存」をクリックします。※今回はデスクトップ

Windows10のMedia Creation Toolのメディア保存場所選択画面

Windows10のダウンロードが始まります。私の環境(光回線・ac WiFi)では5分ほどかかりました。

Windows10のMedia Creation Toolのダウンロード画面

ダウンロードが終了するとメディアの作成が始まります。

このステップはパソコンの処理性能に依存します。

Windows10のMedia Creation Toolのメディア作成画面

「ISOファイルをDVDにコピーしてください」と表示されたら完了です。

Windows10のMedia Creation Toolのセットアップ終了画面

表示された場所(ディレクトリ)にWindows10のディスクイメージがあることを確認しましょう。

これでWindows10のISOイメージファイルの用意は完了です。

次のステップへ進みます。

Windows11をダウンロードする

UUP dump(新規タブで開きます)にアクセスし、Latest Dev Channel buildから自分の環境にあったアーキテクチャを選択します。

UUP DumpのWindows11ダウンロード画面
検証環境はx64

「Cumulative Update for Windows11(ビルド番号)」をクリックしてダウンロードします。

※ビルド番号は記事制作時点のものです

UUP dumpのWindows11ダウンロード画面

言語選択の画面になるので、プルダウンメニューから「Japanese」を選択して「Next」をクリックします。

UUP dumpでダウンロードするWindows11の言語を選択する画面

ダウンロードオプションの画面が表示されます。

「Download and convert to ISO」と「Use solid(ESD)compression」にチェックを入れ、「Create download package」をクリックして進みます。

UUP DumpのWindows11ダウンロード選択画面

ダウンロードするWindows11のエディション選択画面が表示されます。

自分のPCと同じエディションを選択し、「Next」をクリックして進みます。

UUP dumpのWindows11ダウンロード画面

ダウンロードしたファイルはZIP形式なので、右クリックして展開しましょう。

UUP dumpからダウンロードしたZIPファイルを右クリックして展開している画面
UUP dumpからダウンロードしたZIPファイルを展開している画面

フォルダの中に「uup_download_windows_cmd」というスクリプトファイルがあります。

右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」をクリックします。

Windows7のエクスプローラーでWindows11ダウンロードのスクリプトファイルを右クリックした画面
ユーザーアカウント制御画面

Windows11のダウンロードが始まります。※ここはたしか10分くらい

コマンドプロンプトでWindows11をダウンロードしている画面

途中で、青色背景のウインドウになります。

コマンドプロンプトでWindows11をダウンロードしている画面

「Done.」と表示されれば完了です。

先ほどUUP dumpでダウンロードしたフォルダ内にWindows11のディスクイメージが追加されていることを確認しましょう。

ディスクイメージの中身を展開するために、7 Zipをダウンロードします。

7 Zipは、人気のファイル解凍(展開)・圧縮ソフトで様々な形式のファイルに対応しています。

https://sevenzip.osdn.jp/download.html(クリックすると新規タブで開きます)

環境に応じたバージョンのインストーラーをダウンロードします。(基本的には上2つのどちらかです)

7zipのダウンロード画面

ダウンロードしたインストーラーを右クリックして、「管理者として実行」をクリックします。

7 Zipのインストーラーを右クリックしている画面

ユーザーアカウント制御画面で「はい」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面

7 Zipのセットアップ画面が表示されます。「Install」をクリックします。一瞬で終わります。

7 Zipのインストール画面

「7 Zip is installed」と表示されればインストールは完了です。「Close」をクリックして終了します。

7 Zipのインストール完了画面

先ほどのコマンドで作成されたディスクイメージを右クリックして7 Zip→展開をクリックします。

7 ZipでWindows11のディスクイメージを展開している画面

ファイルの展開先選択画面が表示されます。そのまま「OK」をクリックします。

7 Zipのファイル展開先確認画面

展開が完了すると、同じフォルダ内にWindows11のディスクイメージのフォルダができあがります。

Windows11のディスクイメージを展開した後のフォルダ画面

Windows11のディスクイメージの中はこんな感じ。「sources」フォルダを開いて「install.esd」ファイルがあることを確認しましょう。

展開したWindows11のフォルダ画面

次はWindows10のディスクイメージを7 Zipで展開します。右クリックして「展開」をクリックします。

Windows10のディスクイメージを右クリックしている画面

「sources」フォルダの中に「Install.esd」ファイルがあることを確認します。

展開したWindows10のディスクイメージフォルダの画面

Windows10の「install.esd」をWindows11のそれと差し替えます。

念のためWindows10側のものは削除せず適当に名前を変えるか、別の場所に移動させておくと良いかもしれません。

Windows10とWindows11のinstall.esdファイルを差し替えている画像
左:Windows10のInstall.esd 右:Windows11

最終的にWindows10の「source」フォルダに、11の「install.esd」が存在していればOKです。

Windows11をインストールする

冒頭で記した通り、この手法は「Windows10の上書きインストールと見せかけてWindows11をインストールする」というものです。

先ほどInstall.esdを移動したので、あとはWindows10へのアップグレードを行う要領で進めばOK。

展開したWindows10のイメージのフォルダ内「setup.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。

Windows10のSetup.exeを右クリックしている画面

ユーザーアカウント制御画面が表示されます。「はい」をクリックします。

ユーザーアカウント制御画面

セットアップが起動します。

Windows11セットアップ起動画面

Windows11のインストールを進めてゆきます。「次へ」をクリックします。※Windows10と表示されていますが、インストールするのはWindows11です

Windows11のインストール確認画面
Windows11セットアップの更新プログラムダウンロード画面

Microsoftのライセンス条項が表示されます。 同意出来たら「同意する」をクリックします。

Microsoftライセンス条項同意画面

引き継ぐ項目を確認してきます。「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

※検証時、うっかりエディションの選択を間違えてしまい私は個人用ファイルしか引き継げませんでした。

Windows11セットアップの引継ぎ項目選択画面
Windows11セットアップのインストール処理画面

インストール準備完了の画面で、「Windows11 Pro(Home)をインストール」と表示されていることを確認し「インストール」をクリックします。

Windows11インストール準備完了の画面

Windows11のインストールが始まります。ここからは放置でOKです。

Windows11のインストール画面
Windows11のインストール画面
Windows11のインストール画面
Windows11のインストール画面

もはやおなじみとなった青いバラとご対面。 これでWindows11へのアップグレードは完了です !

Windows11のインストール完了画面

Windows11のタスクマネージャーとバージョン情報。

Windows11でタスクマネージャーとバージョン情報を表示している写真
名CPU E8400

検証マシンはCore2 Duo E8400にメモリ4GB、内蔵グラフィック、SATA SSDという構成ですが、SSDのおかげか動作は概ね良好でした。

これならブラウジング、メールやOfficeであれば問題なくできそうです。

まとめ

まさかWindows7からアップグレードができてしまうとは!

ちなみに、Windows8.1から11へのアップグレードも可能でした。実際に検証済みです。

少々面倒な作業ですが、この方法を使えば古いパソコンで、無償でWindows11を体験できます。

Windows11正式リリースも近づいてきました。

Microsoftがこの抜け道を塞がないことを祈るばかりです。

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