
Windows11はシステム要件が従来と大きく変化
Microsoftは10月5日(現地時間)に新しいWindows11をリリースしますが、
Windows11ではシステム要件が従来から大きく変化し、古いPCはバッサリと切り捨てられることが判明しています。
システム要件で特に大きなポイントは以下の4点で、
- TPM2.0対応
- セキュアブート対応
- Intel 第8世代Coreプロセッサ以降のCPU
- AMD Ryzen 2000番台以降のCPU
比較的新しいパソコンでないと、これらの要件を満たしません。
※ちなみに、Intel 第8世代Coreプロセッサは2017年登場
「自分のパソコンはWindows11にアップグレードできるんだろうか?」と気になる方は多いはず。
Microsoftさまが、今使っているパソコンをWindows11にアップグレードできるかチェックできるツール
PC正常性チェック (PC Health Check App)をリリースしたので、この記事ではその使い方を解説してゆきます。
2021年10月3日更新:「PC正常性チェック」の一般公開に伴う解説内容変更
PC正常性チェックを使ってみる
PC正常性チェックをダウンロードして、PCにインストールしてゆきます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11(新規タブで開きます)にアクセスし、ページ下部にある「PC正常性チェックアプリのダウンロード」をクリックします。

PC正常性チェックアプリのインストーラーが開始します。
ダウンロードが完了したらインストーラーを右クリックして「インストール」をクリックします。

PC正常性チェックのセットアップが始まります。
使用許諾契約書の内容に同意できたら「インストール」をクリックします。

私の環境では、5秒ほどでインストールが完了しました。「完了」をクリックしてセットアップを終了します。

実際にPC正常性チェックを起動した画面はこのような感じ。
- コンピューター名
- メモリ容量
- ストレージ容量
- 使用年数
- Windowsシステムの状態
が一目でチェックできるようになっています。
使用年数という項目が個人的に気になりました。
おそらくプロセッサの型番・世代をもとに何年経過しているか算出している?のだと思われます。
PCがWindows11のシステム要件を満たしているかチェックするには、「今すぐチェック」をクリックするだけでOKです。

要件を満たしていると、下の画像のような表示が現れます。

このPCはWindows11の要件を満たしています
うれしいお知らせです。Windows11が近日公開予定です!最小システム要件を超えるアプリと機能、およびWindows11で利用できないWindows10の機能については、デバイスの仕様をご確認ください。
PC正常性チェックアプリ 診断結果より
要件を満たしていないと、下の画像のような表示になります。

このPCは現在、Windows11システム要件を満たしていません
実行できる操作があるかどうかを確認してください。
実行できる操作がない場合は、Windows10更新プログラムを引き続き取得します。
PC正常性チェックアプリ 診断結果より
このパソコンは初代Ryzen搭載の自作デスクトップPCです。
TPM2.0非搭載であるのと、プロセッサが要件外という理由で残念ながらWindows11にはアップグレードできないようです。
まとめ
以上、パソコンがWindows11に対応しているか簡単にチェックできるツール「PC正常性チェック」のご紹介でした。
Windows11へは、システム要件を満たしていればWindows10から無償でアップグレード可能です。
Windows11が使えなくても、Microsoftは2025年までWindows10のサポートを行うとアナウンスしているので、セキュリティ面の心配は当分不要です。
今まで通りWindows10を使い続けてあげてください・・・といいたいところですが
実は、Windows11非対応のPCでも新規インストール・アップグレードできる裏技的手法が存在します。
「何がなんでもWindows11を使ってみたい!」という方は、こちらの記事が参考になるかもしれないのでご一読ください。
※自己責任にてお願いします。