
iPod touchは2019年5月登場の第7世代を最後に、新しいモデルが登場していません。
毎年新型が出るiPhoneと比較するとiPod touchは脇役扱いです。
嘆かわしい。
ちなみにこの記事、予想以上に多くの方に見られていて私もビックリです。
iPod touchの新型を期待している人は多いのです!
結論から先にいうと、私の予想では第8世代の登場時期は2021年12月です。
新型iPhone発表後、落ち着いてきたタイミングでiPadシリーズと一緒に12月登場になると予想。
4月のスペシャルイベントまでは7月と予想していましたが、発表された製品を見ると12月になる気がしてきました。
2021年秋登場の予想がされはじめる
iPhone Maniaさまの記事を一部引用します。
iOS開発者のスティーブ・モザー氏がTwitterに、「新型iPod touch(第8世代)が今秋に発売される」との予想を、イメージ画像とともに投稿しました。
モザー氏が公開した新型iPod touch(第8世代)のイメージ画像では、リアカメラのデザインがiPad Air(第4世代)に似たものになっているほか、フレーム全体がフラットなデザインになっています。
iPod touch(第8世代)が新デザインを採用し、今秋に発表される? -iPhone Mania
https://iphone-mania.jp/news-369472/
そんなに大胆な変化をさせるかなあ・・・。
確かにiPod20周年でスペシャル感を出す可能性はありますが、低価格が売りのiPod touchを豪華にするとは個人的に思えません。
10月とも思わない!(徹底抗戦)
目次
- iPod touch第4世代の想い出
- iPod touchとは
- iPod touchのターゲットユーザー
- iPod touchの価格
- iPod touch第7世代の仕様
- iPod touch第7世代の処理性能
- iPhone12 Pro MAXとの比較
- これまでのiPod touchの登場タイミング
- iPod touch 8世代の予想登場時期
- 8世代の登場は2021年12月になると予想
- 8世代の登場が2021年9月になる可能性は?
- iPod touch 8世代の予想スペック
- AmazonでiPhone 8が格安購入可能
- まとめ

iPod touch第4世代の想い出

私のApple製品生活は、iPod touch第4世代から始まりました。
もう8年以上前のことです。
iPhone4が出ていた頃で、スマートフォンブームが到来しつつあるタイミングでした。
その時のiOSバージョンは5で、今ほど安定しておらず頻繁にアプリがクラッシュしていた記憶があります。
そしてiPhone・iPodのハードウェア性能も低く、720pの動画再生すらカクついていました。
ニコニコ動画アプリをよく使っていたのですが、コメントが異常に増える瞬間(いわゆる弾幕)は処理が追いつかず必ずアプリがクラッシュしていました。

そして、毎年リリースされるiOSのアップグレードで、動作が異常にもっさりし後悔しました。
窓からiPodをぶん投げたくなるくらい。
ちょっとでも動きを良くしようと、root化(いわゆる脱獄)をして足掻いていました。

懐かしすぎる。
次期モデルの第5世代はiPhone5同様の4インチRetinaディスプレイを搭載し、デュアルコアA5チップによって処理性能が大幅に向上。

iPhone気分が扱える端末として、当時学生だった私にとってiPod touchの存在は大きなものでした。
そんなわけで私は第8世代の登場を心待ちにしています。
この記事では、第8世代の登場時期とスペックを予測してゆきたいと思います。
前置きが長くなってすみません。
iPod touchとは

まず、iPod touchについて軽くおさらいしたいと思います。
iPod touch(アイポッド タッチ)は、アップルが開発・販売する、フラッシュメモリを内蔵したiPodシリーズのポータブルメディアプレーヤーである。
第4世代まではiPhoneのスペックに合わせた廉価版という位置付けであったが、第5世代以降はiPhoneが普及したことにより、iPhoneの廉価版としての性格を強めることになった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/IPod_touch
iPhoneと同じiOSを搭載し、Wi-Fi環境下ではiPhoneとほとんど同じことができます。
通信機能がなく、機能と価格が抑えられたiOS端末です。
iPod touchのターゲットユーザー
- 子ども
- 音楽再生のみのユーザー
- 教育機関
- 業務用※
※サイゼリアで店員さんがオーダー受付用に使用しているのを見たことがあります。
iOSが使えるのは大きな強みで、教育機関や組織で使用するときに管理がしやすい端末です。
上記用途を想定されているため無駄な機能が少なく、価格もかなり抑えられています。
子ども向けというのもあり、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
iPod touchの価格
端末 | 価格(2021年3月31日時点) |
iPod touch 第7世代 32GB | 23,980円(税込) |
iPhone SE 第2世代 64GB | 49,280円(税込) |
iPhoneで最も安いのはiPhone SE第2世代ですが、それと比較しても半額以下です。
確かに安いですが、今となっては内部性能の古さが否めません。
iPod touch第7世代の仕様
iPod touch 第7世代 | |
登場時期 | 2019年5月 |
搭載OS | iOS |
ディスプレイ | 4インチ Retinaディスプレイ |
チップ | A10 Fusionチップ(低周波数版) |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 32GB・128GB・256GB |
カメラ | 8MPリアカメラ・1.2MP FaceTime HDカメラ |
ワイヤレス | 802.11ac Wi-Fi・Bluetooth4.1対応 |
iPod touch第7世代の処理性能

チップはiPhone7と同じA10 Fusionですが、周波数が下げられているため実際の性能はiPhone6sに近いです。
なので、処理性能は5年以上前のレベルの端末です。
iPhone 12 Pro MAXとの比較


定番のベンチマークGeekBenchのスコアをiPhone 12 Pro MaxのA14 Bionicと比較してみた結果
- シングルコアスコア iPhone 12 Pro MAXの30%
- マルチコアスコア iPhone 12 Pro MAXの25%
であることが分かります。
というかiPhone 12 Pro MAXって、最大3Ghzまでクロックが上がるんですね。
意外に高クロックでびっくりです。
これまでのiPod touchの登場タイミング
世代 | 登場時期 | 前モデルからの期間 | チップ |
初代 | 2007年9月 | - - - | ARM11 400Mhz |
第2世代 | 2008年9月 | 12か月 | ARM11 533Mhz |
第3世代 | 2009年9月 | 12か月 | ARM Cortex-A8 600Mhz |
第4世代 | 2010年9月 | 12か月 | A4 |
第5世代 | 2012年9月 | 24か月 | A5 |
第6世代 | 2015年7月 | 34か月 | A8 |
第7世代 | 2019年5月 | 46か月 | A10 Fusion |
第8世代 | 未定 | 未定 | 不明 |
第4世代までは毎年新型が出ていましたが、第5世代は2年後に登場しました。
また、発表月も9月から7月に変化しています。
iPhoneと同じタイミングで登場することがなくなりました。
徐々に新型登場のスパンが長くなり、第7世代にいたっては登場するのに約4年かかっています。
iPod touch 8世代の予想登場時期
Appleのみぞ知るものですが・・・
8世代の登場は2021年12月になるかもしれない
Appleが日本時間2021年4月21日、スペシャルイベントを開催しました。

2021年4月のスペシャルイベント結果
2021年4月のスペシャルイベント結果
発表されたのは、以下の5製品。
- iMac 24インチ Retina(M1チップ搭載)
- iPad Pro 第5世代(M1チップ搭載)
- Air Tag
- Apple TV 4K
- iPhone12にパープルカラー追加



iPad ProはA14Z Bionicを搭載すると予想していましたが、なんとM1を搭載してしまいました。

そして、期待されていたiPad第9世代とiPad mini 6世代の発表はありませんでした。
チップはどうなる?
現行のiPad miniとiPad無印はA12 Bionicチップ、iPhone SE 第2世代はA13 Bionicを搭載しています。
Appleは毎年、新しいiPhoneを9月に発表します。
iPhone13(仮)が登場するのも2021年9月でほぼ確定
iPhone13(仮)に搭載されるチップは、順当にいけばA15になると思われますが、他の製品は?
- 新型iPad mini
- 新型iPad
- 新型iPhone SE
この3つは、通常仕様のA14 Bionicを搭載する気がします。
チップを共通にすると、コストを抑えられるので。
ですがiPad Airとは差別化が図られ、通常仕様になるとも予想。
iPhone12とiPad Air(4世代)は同じA14 Bionicでも、30%の性能差があります。

https://browser.geekbench.com/ios-benchmarks
iPod touchは現在のiPhone SEの部品を引き継いでA13 Bionicにするのではないかと。
それと、12月に発表するとクリスマス需要が狙えます。
iPod touchのターゲット層は子どもが含まれているので、12月登場というのはタイミングとして非常に良いわけです。
まとめ
新型iPhone発表後、クリスマスシーズンを狙って12月に登場
というのが私の予想です。
8世代の登場が2021年9月になる可能性は?
薄いと思われます。
なぜかというと、9月だとiPhoneと完全にタイミングが被ってしまうためです。
ここ最近のAppleにとって、iPhoneはなんとしてでも多く売りたい製品です。
わざわざ同じタイミングでiPod touchを投入するとは思えません。
iPod touch 8世代の予想スペック

- iPhone SE 第2世代ベースの構成になる
- 内部スペック・デザインともに大きく変化
- iPod touchとしては初めてTouch IDを搭載
すると予想しています。
iPod touch 第8世代予想スペック | |
ディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ |
チップ | A13 Bionicチップ(低周波数版) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB・128GB・256GB |
カメラ | 8MPリアカメラ |
認証 | Touch ID搭載 |
部品を共通化させることはコストダウンになり、Appleにとってメリットです。
予想進化点
- ディスプレイサイズはiPhone SEと同じ4.7インチに大型化
- チップはiPhone SEと同じA13 Bionic
- メモリはiPhone SEと同じ3GB
- Touch ID搭載
チップに関しては、A13 BionicのiPhone SEを差し置いてA14 Bionicを搭載するとはあまり考えられません。
カットされる点
- リアカメラは8MP
- NFC非搭載(Apple Pay非対応)
- 非防水
- GPS非搭載
になると思われます。
ここは従来のiPod touchと変わらないかと。
まとめ
以上、素人の完全な予想記事でした。
真実はAppleのみぞ知るものですが、確実に言えることは「贅沢な機能を持つことはない」ということです。
有機ELが搭載されることはないでしょうし、3眼レンズ搭載となる可能性も限りなく低いと思われます。
iPod touchはあくまで普及向け端末で、iPhone SEやiPad無印と同じ「最低限の機能があればいい」という端末です。
それでも、時期的に第8世代はエキサイティング(アメリカ風)な変化が起きてもおかしくありません。
楽しみながら待ちたいと思います。
第7世代がiOS15に対応
2021年6月8日、WWDC2021が開発され次期OS「iOS15」が発表されました。

「iPod touch7はサポート対応外になるのでは」とヒヤヒヤしていましたが、対応しています!

iAppleBytesさんのYouTubeチャンネルでiOS15 BetaにアップグレードしたiPhoneのスピードをテストしています。
iPod touchは登場しませんが、iPhone 6s iOS14.6とiOS15 Betaの比較を見ているとiOS15の方が動作が遅めです。
iPod touch7も、アップグレードすると速度低下が発生することは頭に入れておいたほうが良さそうです。