Microsoftが2021年4月13日、Surface Laptop4を発表しました。

外観の変化こそ少ないですが、内部は大きく進化。
この記事では、13インチモデル、15インチモデルがそれぞれ前世代Surface Laptop3からどれほど進化したのか解説してゆきます。
ちなみに、私はSurface Laptop2 13インチモデルを愛用しています。
どの部分も優秀で、お気に入りのノートパソコンです。
13.5インチモデルの新旧比較

13.5インチモデルのスペックを先代のSurface Laptop3と比較すると、以下の通り。
Surface Laptop4 | Surface Laptop3 | |
---|---|---|
OS | Windows10 Home | Windows10 Home |
CPU | Intel Core i5 1135G7(4コア8スレッド) Intel Core i7 1185G7(4コア8スレッド) AMD Ryzen5 4680U(6コア12スレッド) | Intel Core i5 1035G7(4コア8スレッド) Intel Core i7 1065G7(4コア8スレッド) |
メモリ | LPDDR4x 8GB / 16GB / 32GB | LPDDR4x 8GB / 16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
グラフィック | Intelプロセッサモデル:Intel Iris Xe AMDプロセッサモデル:Radeon Graphics | Intel Iris Plus |
ディスプレイ | 13.5インチ Pixel Sense ディスプレイ 2256 x 1504(201PPI) | 13.5インチ Pixel Sense ディスプレイ 2256 x 1504(201PPI) |
バッテリー | Intelプロセッサモデル:最大16.5時間 AMDプロセッサモデル:最大19時間 | 最大11.5時間 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.0 | Ver5.0 |
インターフェース | USB 3.0ポート USB-Cポート SurfaceConnect(充電・ドック端子) ヘッドフォンジャック | USB 3.0ポート USB-Cポート SurfaceConnect(充電・ドック端子) ヘッドフォンジャック |
重量 | 1,265g,1,288g | |
カラー | アイスブルー・サンドストーン・プラチナ・マットブラック |
13.5インチのポイント
- CPUオプションにAMD Ryzen5が追加
- パフォーマンスの大幅向上
- メモリオプションに32GBが追加
- ストレージが256GBからに増量
- バッテリー駆動時間が大幅に向上
- 外観はこれまでと変化なし
CPUオプションにAMD Ryzen5(6コア12スレッド)が加わり、パフォーマンスが大幅に向上。
最大搭載メモリ量は従来の倍となる32GBが選択できるようになりました。
これにより、よりヘビーな作業に耐えうるノートPCに仕上がっています。
AMD Ryzen搭載モデルはバッテリー駆動時間が最大19時間となり、競合であるAppleのMacBook Pro(M1モデル)同等のレベルになりました。
価格は128,480円(税込)からとなっています。
※2021年4月23日時点、Ryzen5 4680U / 8GB / 256GB SSDモデル
15インチモデルの新旧比較

15インチモデルの仕様は以下の通り。
モデル | Surface Laptop4 | Surface Laptop3 |
---|---|---|
OS | Windows10 Home | Windows10 Home |
CPU | Intel Core i5 1135G7 Intel Core i7 1185G7 AMD Ryzen7 4980U | AMD Ryzen5 3580U AMD Ryzen7 3780U |
メモリ | LPDDR4x 8GB / 16GB / 32GB | DDR4 8GB / 16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
グラフィック | Intelプロセッサモデル:Intel Iris Xe AMDプロセッサモデル:Radeon Graphics | AMD Radeon Vega9 グラフィックス Microsoft Surface エディション AMD Radeon RX Vega11 グラフィックス Microsoft Surface エディション |
ディスプレイ | 13.5インチ Pixel Sense ディスプレイ 2256 x 1504(201PPI) | 15 インチ PixelSense ディスプレイ 解像度: 2496 x 1664 (201 PPI) |
バッテリー | Intelプロセッサモデル:最大16.5時間 AMDプロセッサモデル:最大17.5時間 | 最大11.5時間 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.0 | Ver5.0 |
インターフェース | USB 3.0ポート USB-Cポート SurfaceConnect(充電・ドック端子) ヘッドフォンジャック | USB 3.0ポート USB-Cポート SurfaceConnect(充電・ドック端子) ヘッドフォンジャック |
カラー | プラチナ マットブラック | |
重量 | 1,542g |
15インチのポイント
- CPUオプションに8コアAMD Ryzen7が追加
- パフォーマンスの向上
- メモリオプションに32GBが追加
- ストレージが256GBからに
- バッテリー駆動時間が向上
- 外観はこれまでと変化なし
13.5インチモデルと同じような進化をしています。
CPUオプションにAMD Ryzen7(8コア16スレッド)が加わり、パフォーマンスが大幅に向上。
13.5インチモデル同様に、最大搭載メモリ量は従来の倍となる32GBが選択できるようになりました。
これにより、よりヘビーな作業に耐えうるノートPCに仕上がっています。
AMD Ryzen搭載モデルはバッテリー駆動時間が最大19時間となり、競合であるAppleのMacBook Pro(M1モデル)同等のレベルになりました。
Surface Laptopの魅力
冒頭にも書きましたが、私はSurface Laptop2の13.5インチモデルを愛用しています。
実際に使っていて感じるのが、Surface Laptopは「優等生」という言葉がぴったり当てはまるノートパソコンだということ。
どこをとっても完成度が高く、弱点らしい弱点が見つかりません。
個人的に気に入っているポイントをご紹介します。
デザイン

MacBookを意識して設計されたのだと思いますが、上品で落ち着いたデザインです。
低価格帯のノートパソコンはデザインもチープになりがちですが、Surface Laptopは高級感があります。
薄くて、洗練された印象を受けます。
顔認証

WEBカメラがWindows Helloに対応しており、画面を見るだけでWindowsのロック解除ができます。
毎度パスワードを入力する必要がないので、ストレスから解放されます。
今は顔認証搭載のスマートフォンが多いのでありがたみが薄れている感もありますが、Surface Laptopは暗所に強いです。
常夜灯レベルの明るさでも認識して解除してくれます。
スリープ復帰が高速なのも相まって超便利です。
スピーカー

このサイズと薄さにしては、なかなか良い音を出してくれます。
実際に細かく検証したわけではないので素人の耳感覚ですが、iPad ProやMacBook Proと同レベルの良いスピーカーに感じます。
良い音が持ち運べるって、幸せなことです。
タッチパネル

スクロール時とかスクリーンショットの時、地味に便利です。
反応・感度ともに良好です。
MacBookにはない機能です。
Windows10はタッチ操作も考慮されて作られているので、指だけでも結構快適に作業できます。
キーボード
打ちやすいです。
ピッチ・ストロークともにちょうど良く、疲れにくいです。
音も静か。
あとバックライトがついているので、暗い環境でも打ちやすいです。
MacBook系は2016年以降、バタフライキーボードという独特な構造のキーボードになりましたが、個人的には「ペチペチ感」が強すぎて少し苦手です。
ここは人によって好みが違うので、参考程度に。
Surface laptopの弱点
強いて挙げるならば、
- 価格がやや高い
- パームレストが汚れやすい
- ファンがうなりやすい
この3点。
ただ、それが買わない理由になるかというと、個人的にはNOです。